患者の負担は少ないが、医師のトレーニングが不可欠。
先端部にビデオカメラのついた管を挿入すると、モニター画面を通して体内の状態を観察できる。
早期のガンであれば、いまではその内視鏡による手術も可能になった。
管の先に装着したメスで、悪性腫瘍を採取する。
体を切開せずにすむその手術は、患者への負担が実に少ない。
わずか3日~1週間で退院できる。
その病の場所によって直腸鏡、腹腔鏡、胸腔鏡、気管支鏡、子宮鏡、関節鏡などが使われることになる。
僕もやはり、ガンの手術をすべてこの内視鏡で行った。
大腸のとき使ったのは腹腔鏡であり、肺は胸腔鏡である。
その手術の一部始終を、友人に撮影してもらった。
北野弘毅(インテリアコーディネーター)